Hirofumi Nakamoto
2022年3月1日火曜日
森のプラットフォームかまくら 若者自然浴vol.2
2021年10月26日火曜日
第63回 ZINEBI ビルバオ国際映画祭にて「ナイト・シュノーケリング」が上映されます。
スペインで開催される、第63回 ZINEBI ビルバオ国際映画祭にて「ナイト・シュノーケリング」が上映されます。ドキュメンタリー・短編映画を中心としたものの中では世界でも数少ない大きな規模の映画祭です。
https://zinebi.eus/en/listings/night-snorkeling/
磯部さんの13も!
https://zinebi.eus/en/listings/13/
もはや自作が選ばれても行けないのでウェブサイトで映画祭の歴史を読むくらいしかできないのですが、いつか死ぬ前にホセ・ルイス・ゲリンの「GUEST」みたいな映画祭を巡る旅がしたい。
ニューヨークの科学映画祭、イマジンサイエンス映画祭2021の受賞作品が決定!
イマジンサイエンス映画祭の受賞作品が発表されました。
科学を冠した映画祭ですが、応募された映画は科学の枠を越えて、多様な創造性に満ち溢れたものばかりです。各国から応募されたあらゆるジャンルの45作品から、それぞれテーマに沿った賞を選んでいます。
短編部門の審査員はAnna Lindemann(アーティスト、映像作家、作曲家、アニメーター、パフォーマー)、Ian Harnarine(原子物理学者、映像作家)、私(仲本拡史/映像作家)の3名です。
審査員プロフィール:https://www.imaginesciencefilms.org/ny14/jury-awards
審査会ではまず、それぞれの賞に相応しいと思うおすすめ作品を3本ずつ出して、議論していきました。最初にドンと出した時に、いくつも被ったり、逆に全く違ったりしていて、テーマがはっきりしている分、それぞれの考え方を議論していくのがとても楽しかったです。その中でテーマからは少し外れたものの、別のやり方で輝きを放っていた作品を奨励賞として選びました。
他の審査員とは審査会が初対面でしたが、話していく中で、それぞれのパーソナリティも見えてくる感じがしました。私たちは選ばれた45作品を観るのみでしたが、応募してくれた方々にはもちろん、もっとたくさんの中から映画を選んでくれた選考委員の方々や、コロナ禍にもかかわらず、オンラインでのスムーズな環境を整えてくれた、運営の皆さん、通訳を務めてくれた田村かのこさんにも感謝したいです。そしてこの機会を作ってくれた、映画祭ディレクターで映画監督のAlexs Gambisにも心から感謝します。
短編部門受賞作品
<Theme-Sensitive(大賞/1位タイ2本)>
提供:ワンフィフティ|ワーナーメディア
今年のテーマである "Resistance(抵抗) "に関連した物語、ストーリーテリングを重視
Stolen Fish | Gosia Juszczak(イギリス/ポーランド/スペイン、31分、ドキュメンタリー)
ガンビアの漁村を描いた『Stolen Fish』は、生態系の危機に瀕したコミュニティを視覚的に見事に描いたこの作品で、工業的な漁業とその3人への影響を直視させる。
Labocine:https://www.labocine.com/films/stolen-fish
The Return | Eriberto Gualinga(エクアドル/イギリス、15分、ドキュメンタリー)エクアドルのアマゾンに暮らす一家を描いた『The Return』は、ある家族が世界的なパンデミックに対抗するために、森の中で伝統的な知識を隔離し、再び結びつけることを選択することで、私たちに抵抗を示している。
Labocine:https://www.labocine.com/films/the-return-by-eriberto-gualinga
<In Vivo Award(インビボ賞)>
提供:ノーチラス社
スクリーン上の科学者や科学を現実的かつ人間的に描いた作品
80,000 years old (80 000 ans) | Christelle Lheureux(フランス、29分、フィクション)
『80,000 Years Old』は、何万年も前に残された人間の活動のかすかな痕跡から明らかになる物語に取り組む考古学者と、過去の人々と未来に出会う自分の分岐点の謙虚な想像を描いた作品で、人間の記憶と歴史が重層的に描かれている点が印象的。謎と曖昧さ、そして人間味のある科学者の世界を見事に表現している。
Labocine:https://www.labocine.com/films/80-000-years-old
<Avant-Garde(アヴァンギャルド賞)>
提供:Labocine
大胆なストーリーテリングとハイブリッドな美学と物語性
Swallow The Universe | Nieto(フランス、12分、アニメーション)
不条理で暴力的な描写が新鮮である。様々な妖怪が入り乱れ、女性名の少年が顔の皮を剥がされ続ける映像は衝撃的だ。視聴者は "驚愕 "という言葉しか出てこないだろう。マンガ的な想像力と、我々の理解を超えた科学的な図式を想起させる映像言語で、生き生きと躍動するアニメーション。
Labocine:https://www.labocine.com/films/swallow-the-universe
<Honorable Mention(奨励賞/2本)>
A Little Stone Worth Gold | Alize Arnal, Virginie Texier, Ludovic Plisson, Quentin Greiner(フランス、4分、アニメーション)
『A Little Stone Worth Gold』は、携帯電話の回路に入り込んだ擬人化された鉱物の視点から、携帯電話の誕生を描くことで、大胆なストーリーテリングを実現している。深遠で複雑なストーリーを、遊び心のあるわかりやすい視点で表現している点が評価された。
Labocine:https://www.labocine.com/films/a-little-stone-worth-gold-petit-caillou
Under Control | Ville Koskinen(エストニア/フィンランド、18分、ドキュメンタリー)
『Under Control』は、科学のプロセスを描くと同時に、抵抗というテーマへの魅力的な取り組みを見せてくれた。人間が自然のシステムを綿密にコントロールしようとする温室を舞台に、植物とその害虫、害虫の捕食者の間で起こる共進化と抵抗のドラマを、素晴らしいタイムラプスとマクロ撮影で捉えている。
Labocine:https://www.labocine.com/films/under-control
イマジンサイエンス映画祭は、Labocineというオンラインの動画配信プラットフォームを運営しています。こちらも毎月テーマごとに、素晴らしい映画を公開しているので、ご興味ある方はぜひ登録してみてください。
2021年9月18日土曜日
ニューヨークの科学映画祭"Imagine Science Films"で短編部門の審査員を務めます
【お知らせ】10月開催のニューヨークの科学映画祭、Imagine Science Filmsで、短編部門の審査員を務めます。今年のラインナップとスケジュールが発表されています!
この映画祭は、科学と映画の世界を大胆に繋ぐことを目的のひとつとしていて、審査員のメンバーも、アーティストや映画監督でありながら、原子物理学や環境哲学の学位を当たり前のように持っていたりするので、どんな議論ができるのか、今からとてもドキドキしています。
https://www.imaginesciencefilms.org//ny14/jury-awards
この映画祭は学際的なコラボレーションの場としても機能していて、映画館、大学、美術館など様々な場所で発表が行われます。2008年から始まったまだ若い映画祭ですが、サイエンス・ニューウェーブの流れを汲んで、科学と映画の配信プラットフォーム「Labocine」や、科学者、映画監督、教育者、編集者やプログラマーなどを繋ぐコミュニティサイト「Habitat」、科学者と映画監督の公募によるコラボレーション企画「Symbiosis」など、新しい試みを次々と行なっていて、その速度感には目を見張るものがあります。
第14回目となる今年のフェスティバルのテーマは "RESISTANCE"。私たちは今、抵抗が日常生活の一部になっているような時代に生きています。ミクロからマクロまで「抵抗」という行為を探求します。映画、インスタレーション、ハイブリッド作品、方法論、その他のあらゆるジャンルの、常に科学の物語の境界を押し広げ、サイエンス・ニューウェーブの精神を受け入れている作品を取り上げます。
映画祭は10月15日から22日まで開催されます。米国外から視聴できるオンラインのプログラムもあるようなので、ぜひご注目ください!
Imagine Sience films
https://www.imaginesciencefilms.org/
Labocine
Habitat
https://www.labocine.com/habitat
Symbiosis
https://www.imaginesciencefilms.org/ny14/symbiosis-2021
2021年9月7日火曜日
「ナイト・シュノーケリング」記事掲載
NYのジャパン・カッツで上映された日本の実験映画プログラムに関して、リチャード・グレイが記事を書いてくれています。
Japan Cuts 2021: experimental short films – The Reel Bits https://thereelbits.com/2021/09/06/japan-cuts-2021-experimental-short-films/
「実験映画とは何か?誰もが携帯電話を手に取り、窓辺のハエに思いを馳せることができる時代に、この言葉は、全く新しい方法で限界に挑戦する映画に使われる傾向があります。」
「世界の大部分がパンデミックによる規制のために旅行できない状況が続く中、吉開菜央と仲本拡史の『NIGHT SNORKELING』は、浮遊する生物と世界が画面いっぱいに映し出され、ほんの少しの間だけ逃避できる禅の機会を提供してくれる。パンデミックの中での旅ほど、実験的なものはないだろう。」
荒木悠「蜜月旅行」、Masami Kawai「ZONA」、千阪拓也「こちら放送室よりトム少佐へ」、小野ハナ「IN A MERE METAMORPHOSIS」、キム・ハケン「RED TABLE」、田中功起「Reflective Notes (Reconfiguration) 」、幸洋子「June 4, 2020」、吉開菜央、仲本拡史「ナイト・シュノーケリング」(言及順)
2021年8月30日月曜日
逗子アートフェスティバルでインタビューを受けました
2021年8月19日木曜日
アカテガニ放仔観察会2021
8月21日(土)18時頃から、小網代の森のたくさんのアカテガニたちが子どもを海に放つ様子(放仔)をライブ配信します!申し込み(無料)は以下からお願いします。
https://ktm.or.jp/event/21p-26/?fbclid=IwAR0WIhDc-MUwX_Vend6pQf7PgKuYCm8mz4kLrUK1BsVo9I_McvJxZ-Ik3no